【6月4日】MikaTen
~岩下の新生姜ミュージアム1周年記念スペシャルライブ~
2016.05.23 イベント
開催日時
- 2016年6月4日(土)
開場 15:00 開演 15:30 / 入場無料 会場
- 岩下の新生姜ミュージアム(旧「岩下記念館」)
住所:栃木県栃木市本町1-25(最寄駅:JR/東武 栃木駅)
アクセス:https://shinshoga-museum.com/about#access
※駐車台数に限りがありますので、できるだけ公共交通機関をご利用のうえご来館ください。 予約受付
- 2016年5月1日(日)10:00~
メール予約優先入場 ※椅子席あり
事前予約について
入場・観覧は無料です。どなたでもご覧いただけます。
ステージ前にお席を用意しますが、
こちらは、開演30分前から
メール予約番号順でのご着席となります。
観覧ご希望の方は、ぜひメール予約をご利用ください。
メール予約は、以下の件名・本文で、
event@iwashita.co.jp
までお送りください。
受信後、数日内に、予約受付番号を返信いたします。
※メール予約受付開始 5月1日(日)10:00~
件名: ライブ予約
本文: [1]観覧希望日(例:6月4日)
[2]氏名(ヨミガナ)
[3]電話番号
[4]来場される人数
[5]同行者の氏名・電話番号(お一人での参加の場合は不要)
MikaTenプロフィール
T. 美川(非常階段、MikaTen)
https://twitter.com/incapatm
テンテンコ(MikaTen)
http://tentenko.jimdo.com
MikaTenのスペシャルライブに寄せて
岩下食品株式会社
代表取締役社長 岩下和了
岩下の新生姜ミュージアム初のノイズ・ミュージックのライブです!
非常階段、インキャパシタンツのT.美川さんと、元BiSのテンテンコさんによるユニット、MikaTenをお迎えします!
ノイズ・ミュージックは、メロディやハーモニーやリズムといった一般的な音楽の約束事から自由な音楽です。一聴するとまさに雑音(ノイズ)そのものに感じられてしまうのですが、じっくり向かい合うと、ふつうの音楽(と私達が考えているもの)からは得られないような種類の不思議な美の発見があります。快と不快の狭間を揺れ動き、浮遊感のもと高揚に導かれたり、轟音・爆音と一言で片付けられる音にも様々な種類があってその混じり方がキラキラと聴こえてきたり、或いは、静寂の有り難みを感じたり、身体とアタマが分離するような感覚に陥ったり、・・・まさに「体験」する音楽です。
T.美川こと美川俊治さんは、日本が世界に誇るノイズ・ミュージックの重鎮、非常階段で長年ご活躍されてきました。私は、はじめて、美川さんの生演奏に触れたとき(伊藤まくさん、大友良英さんとの共演でした)の日記(ブログ)に「死ぬかと思った」と書いていますが、圧倒的な体験でした。そのときの日記から少し抜き出してみます。
※ 大友良英×美川俊治×伊藤まく(japanoise.net presents “青山ノイズ Vol.1″@表参道EATS and MEETS Cay 2010/8/1)
会場の空気一変。今夜の白眉。忘れられない。
圧巻の、
物凄い演奏でした。
音の塊が土石流のように押し寄せるとき、私は、リズム(ビート)に逃げたり、或いは、曲の構成に逃げることで、よけかた、耳の休ませ方を心得ているのだが、それがいずれもゆるされない。
この演奏に対しては、リズムを見つけ出して聴くような余裕など一切なかった。身の危険を感じるような、ありえない体験。口あんぐり。鼓膜は勿論、全身金縛り。震え、汗が流れた。一種の恐怖すら味わった。逃げ場のない恐怖。これぞ、ノイズ!
超特大音量の奔流。疾風怒濤。
鼓膜は完全にしびれ切った。
身体に悪いこと、この上ない。
呆れ果てました。
死ぬかと思った。
でも、恐ろしいことに、この音の洪水に、何か、全身の血が入れ替えられたような。今もまだ震えを記憶するのだけど。なにかを「体験」してしまったのだ。はじめての体験。そういう感じが、もう理屈を超えて、自分のなかに確実にあるのです。
演奏が終わって、静寂のありがたさ。静寂の美しさ。
もし、この演奏のあとに、渋谷毅さんが出てきてソロピアノ一曲弾いてくれたなら、涙が溢れたんじゃないか?いや、そういう美しい音を求める心が、呼び起こされる(叩き起こされる?)ような経験だった。
しかし、終わって、暫くして、耳がやっと麻痺から回復してくると、もう一度聴きたいと思っている自分がいることに驚く。
(以上、岩下和了ブログ「幼児期」より)
http://kznriwst.cocolog-nifty.com/blog/2010/08/japanoisenet-pr.html
私は、この感動のライブ以降、しばらくノイズ・ミュージックのライブとはご縁がなかったのですが、その後、電撃ネットワークのギュウゾウさんが主催するギュウ農フェスなどでアイドルの方達のステージを見る機会が増え、元BiSのメンバーの皆さんがBiS解散以降活躍されている姿を知ることになりました。今、インディーズのアイドル界には、ロック以上にロックな活動をされている方も多く、その礎にBiSの存在があったことを、その解散以降に知ることになったのです。
そんなある日、美川さんから、元BiSのテンテンコさんと始めたユニットMikaTenで岩下の新生姜ミュージアムでライブをというお話を頂きました。願ってもない話です!本当にうれしかった。私からは、せっかく素晴らしいのに、アイドルも、ジャズも、ノイズも、限られたファンで「箱庭」状態になっているのが残念で、出来れば「閉じないかたち」でライブが出来たらと話しました。フリーライブにして、一般のご来館のお客様にも、ぜひ新しい世界を目撃してほしいと伝え、意気投合したと(勝手ながら)思っています。
MikaTenのアルバム『Angel Noise』は、じつに楽しいアルバムです。ノイズ・ミュージックですけど、リズムはくっきりしているし、かわいらしい音も沢山飛び込んでくる。岩下の新生姜ミュージアムではじめて体験されるような方にも、ノイズ入門としても最適だなぁと思いました。
そして、テンテンコさんのこと。ほとんどお話したことがないのですが、MikaTenは、テンテンコさんの音楽なのだと、そこに敬意をもって共感した美川さんが対峙しているのだと理解する瞬間が来ました。それは、テンテン商店という通販サイトで購入した、BiS解散以降のテンテンコさんのソロ作品数作を聴いてからです。自作の歌ものも、強い言葉があって面白いですが、とりわけ60分に及ぶインストゥルメンタル作品『CONDUCT OF HUMAN BEING』に魅せられました。ひとりで、どこにもない音楽が紡がれていく。聴き手を突き放すようなことのないPOPさも携えつつ、ありきたりな音楽形式から一線を画している。飽きることがありません。テンテンコさんは素晴らしい音楽家だったのだと認識を新たにしました。
テンテンコさんという新しい才能の音楽家を、世界的な音楽家T.美川さんのサポートでお届け出来る岩下の新生姜ミュージアムでのライブ。どうぞ、ノイズファン、アイドルファン以外の皆様にも、きっと新しい体験をお届け出来ると思います。音楽を愛する大勢の皆様に・・・と願います。どうぞお楽しみに!
BiS / nerve (MikaTenの映像はなかったので、BiSの名曲を)
お問い合わせ
本件に関するお問合せや取材のお申し込みは
museum@iwashita.co.jp
までメールにてお願いいたします。
担当:小池(企画開発部)・野木(新生姜ミュージアム)
※必ず件名とご連絡先の記載をお願いいたします。
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