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岩下の新生姜ミュージアム
開館半年記念スペシャル・ライブ

ヒックスヴィル

11月21日(土)

イープラス

ヒックスヴィル プロフィール

ロッテンハッツ解散後の1994年、真城めぐみ(vo)、木暮晋也(g/vo)、中森泰弘(g/vo)で結成。

シーンに登場すると同時にゴキゲンな楽曲とサウンドでグッド・フィーリン・ミュージックファンの心をまたたく間につかんだ3人組。

96年にソニーレコードよりシングル「バイバイブルース」でデビュー。

バンドと平行しそれぞれバッキングミュージシャンとして多方面で活動しながら昨年は15年ぶりの新作アルバム「WELCOME BACK」をリリース。

近年は大型フェスからカフェなどあらゆる場所にて活動中。

公式サイト:ヒックスヴィル

ヒックスヴィルのスペシャル・ライブ開催に寄せて

岩下食品株式会社
代表取締役 岩下和了

2015年6月にオープンした岩下の新生姜ミュージアム。オープンから6ヶ月目を迎える11/21。開館約半年を記念して、スペシャルなライブをお届けできることになりました!

私の愛してやまないヒックスヴィルの登場です!

ヴォーカルとアコースティック・ギター×2という編成で奏でられる音楽は、それは「いぶし銀」という言葉がしっくり来てしまうような洗練された「名人芸」なのですが、でも、とても自然で、街の日常に美しく溶け込んでしまう音楽。私は、彼らのライブに立ち会う度、自分が、すごく趣味のいいオヤジであるかのように錯覚させれられてしまう。古今東西の美しい音楽がフラッシュバックしてくるような趣味の良さを感じさせるのに、聴き手を突き放すことなく、ポップで、カジュアルで、掛け値なしに楽しい!本当に贅沢な時間を感じます!

私は、ヒックスヴィルのデビュー以来CDを愛聴してきましたし、真城めぐみさん・木暮晋也さんの参加された小沢健二さんのライブには何度も出かけています。でも、ヒックスヴィルのライブに、初めて接したのは2013年3月の東京・代々木でした。そのとき、Twitterに、私は、興奮の中で、こう書きました。

「真城めぐみさんの歌声が響いた瞬間に、全部持ってかれてしまった。すごい!なんて品のある清らかな歌声だったのだろう。洗われた。ご自分のライブではこうなるんだ!軽くショックを受けた。俺は何を聴いてきたんだろうって。」

「町のライブハウスと言っていいであろう、代々木ザーザズー。そういう場所で、普通に、こんな素敵な音楽が聴ける東京とは、なんて素晴らしい街なのかと。そう思わずにいられないヒックスヴィルだった。大好き!本当に大好き!幸せだったよ、ぼくは。」

「今のヒックスヴィルが、こんなにもステキなバンドだったとは、今夜、初めての生演奏に触れて初めて知った。…やっぱり今の時代、音楽、本当に楽しみたいなら、ライブに行くことだ。特に、東京など大都市にお住まいの方、この幸運を逃す手はない。田舎に帰る鈍行列車の中で、そう呟くのだった。」

はじめてヒックスヴィルのライブを見た興奮が伝わったでしょうか?東京はいいなあって、書いてしまいましたが、今回、この感動を、私の地元の、この街に、届けられたらどんなに素敵だろうと思います。街の音楽。それも最高の、街の音楽。新生姜ミュージアムのある、この街で。

このスペシャル・ライブは、昨年暮れに発表された15年ぶりのニュー・アルバム『ウェルカム・バック』を引っさげたツアーの一環として、実現することになりました。
この素晴らしいアルバムには、でんぱ組inc.に木暮晋也さんが書き下ろされた名曲「くちづけキボンヌ」のセルフカバーも含まれています。大好きな曲で、聴くたび涙ぐんでしまう。「時間切れの恋」を繰り返して今に至っているのは、例えばヒックスヴィルの「バイバイブルース」に胸を刺されたあの日の私なのです。好きだよって言わなきゃ伝わらなかった。それを知って大人になったことで、実現しようとしているライブなのです。
この曲もそうですが、同じアルバムの「レトロピカーナ」や「ビデオテープ」等からも、「時間」という魔法が、豊かな「うた」を磨き上げてきたことを感じます。大人の音楽。

数年前に、真城めぐみさんが、Twitterで岩下の新生姜についてつぶやいてくださったのが嬉しくて、当時制作中だった「We Love 岩下の新生姜」というファンブックにツイートを転載させて頂くお願いをしました。それが、めぐりめぐって、今回のライブにつながっているような気がします。
そして、もうひとつ。木暮さん・真城さんがメンバーだった小沢健二さんのライブで、ドラムスを担当していた青木達之(東京スカパラダイスオーケストラ)は、私の学生時代の友人でした。高校時代、一番長い時間を一緒に過ごした友人です。
岩下の新生姜ミュージアムのオープンの日、私が玄関でテープカットを終えた瞬間にファンファーレに続いて流れた曲は、青木が在籍していた時代のスカパラの「ホリディ」だったのです。偶然、音響業者の人が選曲したのでした。青空の下、青木が天国から祝福してくれたような気がしました。
ヒックスヴィルの前作(つまり16年前)のアルバム『マイレージ』は、青木達之と佐藤伸治さん(フィッシュマンズ)に捧げられていました。
私達は、同じ時間を過ごしたのだと思います。

岩下の新生姜ミュージアムで、ヒックスヴィルが演奏してくださるライブは、奇跡のような時間になることと思います。沢山の皆様に、お楽しみ頂けたらと願っています。

ヒックスヴィル

お問合せ

本件に関する取材申し込み(お問合せ)はmuseum@iwashita.co.jpまで
メールにてお願いいたします。担当:小池(企画開発部)・野木(総務)
※必ず件名とご連絡先の記載をお願いいたします。

開館記念スペシャル・ライブ情報