ライブ・イベント詳細情報
早川 義夫 プロフィール
1947年東京生まれ。元歌手、元書店主、再び歌手。
60年代に一度デビューした後、引退し、20年あまり書店を営んでいたが、94年に音楽活動に復帰。
アルバムに『この世で一番キレイなもの』『I LOVE HONZI』など。
著書に『たましいの場所』『生きがいは愛しあうことだけ』(共にちくま文庫)などがある。
公式サイト:早川義夫公式サイト
早川義夫さんのスペシャル・ライブ開催に寄せて
岩下食品株式会社
代表取締役 岩下和了
早川義夫さんに、「岩下の新生姜ミュージアム」のことをお伝えして、オープン記念で特別なライブを行おうと思っているのですが、ご出演頂けませんかと、直々にメールをしました。思いがけず「喜んで」と丁寧な返信がすぐに返ってきました。お願いしておきながら、信じられないような気持ちになって、わけもなく部屋中を歩きまわってしまいました。
早川さんのことを、日本のロックの黎明期にジャックスという伝説のバンドの中心人物として、或いは、ヒット曲「サルビアの花」の原曲を歌った人として、また、素晴らしい言葉に溢れた書籍を多数著わされている文筆家として、ご存知の方も多いことでしょう。そう。特別な方です。
でも、そういうことを抜きにしても、私は、早川さんの存在が、特別なものに思えてなりません。日々の暮らしの中で、ふとした瞬間に、早川さんの言葉が浮かび、早川さんの歌が胸の中を駆けてゆくのです。いつもいっしょにいるような、そして、叱ったり、励ましてくださったり、認めてくださったり、遊びに連れていってくれているような、そんな存在なのです。
いえ。直接会ってお話したことは、ライブの終演後のほんの短い時間の挨拶程度の会話だけです。
つまり、うたとことば。・・・それだけの力で、大きな大きな存在として、私の中に、早川さんはいらっしゃるのです
私は、なんと言っても、94年に歌手活動に復帰されてからの、新しい早川さんの歌が好きです。たまらないくらい。早川さんのことを思うと、心が乱れてしまうくらい。
人間というものの哀しさ、寂しさ、美しさ。
生きる喜び。言葉の重み。なにかを表現することへの覚悟。
自分の中に脈々と流れている欲望と向き合うこと。
愛すること。愛しあうこと。
短いフレーズに込められた「魂」が響いてくるのです。
人生は残念ながら楽しいことばかりというわけにはいきませんが、辛いとき、苦しいときに、早川さんの歌、それも、たとえば「犬のように」「グッバイ」「恥ずかしい僕の人生」のような、ある意味、救いのない言葉が綴られた歌に、私は救われてきたのです。
大勢のかたに聴きにいらしてほしいと、心から願っています。
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