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岩下の新生姜ミュージアム
春のスペシャル・ライブ

明田川荘之

3月26日(土)

    明田川荘之
    開場 15:00 開演 15:30 / 入場無料
    メール予約優先入場 メール予約開始 2月10日17時~
    【会場】岩下の新生姜ミュージアム(旧称「岩下記念館」)
    【住所】栃木県栃木市本町1-25(最寄駅:JR/東武 栃木駅)
    ※駐車台数に限りがありますので、できるだけ公共交通機関をご利用のうえご来館ください。
メール予約について

入場・観覧は無料です。どなたでもご覧いただけます。
ステージ前にお席を用意しますが、
こちらは、開演30分前から メール予約番号順でのご着席となります。
観覧ご希望の方は、ぜひメール予約をご利用ください。

メール予約は、以下の件名・本文で、event@iwashita.co.jp までお送りください。
受信後、数日内に、予約受付番号を返信いたします。
(メール予約受付開始 2月10日17時~)

【件名】
春のスペシャル・ライブ 3/26明田川荘之

【本文】
[1]3/26 明田川荘之
[2]氏名(ヨミガナ)  [3]電話番号  [4]来場される人数
[5]同行者の氏名・電話番号(お一人での参加の場合は不要)

明田川荘之(あけたがわしょうじ)プロフィール
明田川荘之

1950年10月23日東京都生まれ。立教大学経済学部卒業。ジャズ・ピアニスト。
小学1年生のとき彫刻家である父親の弟子、香山久からオルガンの手ほどきを受けたのが鍵盤楽器との最初の出会い。母親の勧めで始めたエレクトーンを4年半続けたあと大学でピアノに転向。先輩から強引にジャズの世界に引き込まれ、19歳のときには既に自己のトリオで新宿「ピットイン」や渋谷「オスカー」などに出演しはじめている。
卒業の翌年1974年の2月、自分自身のライヴの方向性を貫き通すために、西荻窪にライヴハウス「アケタの店」を開店。ジャズを中心にロック、フォークなど多様なミュージシャンが出演するようになってきた。日本ジャズ・ミュージシャンの7割はここに出演したと言われ、忌野清志郎、近藤房之助、原田芳雄、友部正人、パンタ、浅川マキなどジャズ以外からの出演者も多い。
自身はソロ、トリオ、セッション、オーケストラなどを中心にフリー、モダンを問わず幾多の人々と共演。また生活向上委員会、坂田明4、古澤良治郎とのデュオ演奏も経、最近ではアフリカやヨーロッパでのソロ演奏が現地人の共感を大いに煽って帰ってきた。浅川マキ、三上寛、つのだ☆ひろたちとの共演歴もある。
荻窪の自宅では音楽家でもある父親から受け継いだオカリーナ会社の社長で、世界にも類のないオカリーナ・ジャズ奏者。スタンダード曲などのアドリブも流暢にとれる奇人才人だ。1975年より自主レーベル、アケタズ・ディスクも主宰し多くのジャズLP・CDを制作している。1998年にはオカリナ・アケタ・レーベルも立ちあげここからのリリースも充実してきたところ。
リーダー作としてはデビュー盤『ディス・ヒア・イズ・アケタ1~3集』(off beat)を皮切りに40枚を超える秀作の数々を世に送ってきた。文筆業も盛んでスイングジャーナル、ジャズライフ、ジャズ批評、ジャズワールドなどの各ジャズ雑誌において、その個性的な文体が多くの人を笑わせてくれている。
趣味は温泉・水泳・酒など液体関係全般! 通称天才アケタ。その称号は彼のピアノを聴いた人間ならみなが納得するところ。好きな音楽家はブラームス、カール・シューリヒト、エリック・ドルフィー、バド・パウエル。

明田川荘之さんのスペシャルライブに寄せて

岩下食品株式会社
代表取締役社長 岩下和了

いろんなハコで音楽を聴いてきました。でも、世界で、いや宇宙で一番のライブハウスと言ったら決まっています。東京・西荻窪の「アケタの店」です!アケタの店は、20人も入れば満席の、本当に小さな地下室だけど、40年以上に渡って、かたちを変えずに続いてきた、(私の考える)本物のジャズのハコです。お客さんがどんなに少なくても、どのライブも、渾身の演奏。素晴らしい音楽と真剣に向かい合う時間が続きます。その店主が、ご自身も素晴らしいジャズ・ピアニスト、オカリーナ奏者である「アケタさん」こと明田川荘之さんです。

アケタさんの生演奏を、新生姜ミュージアムにいらっしゃる皆様に「体験」していただきたくて、ご出演を依頼しました。ときどき新生姜をお届けしているからかな、ご快諾いただいて、天にも昇るような気持ちです。

みなさん、ぜひ、聴きにいらしてくださいね!!!一緒に涙しましょう。

少し長いけど、私が初めてアケタさんのソロ・ピアノの生演奏を聴いた2009年2月28日の記録を引っ張り出して、私からの紹介に代えます。(当時書いていたmixi日記より)

◆はじめてアケタさんの生演奏を聴かせていただいた感想。(2009年2月28日)
「・・・感動しました。」
感動。終演後のアケタさんにも、それしか言えなかった。

開演前は、ぼくが最初に到着した客だったこともあり、アケタさんと、もろもろ気軽にお話させていただいて、いつも通り、にこにこ、長年やってきた、毎月の自分のお店での演奏だもの、気楽な感じで聞かせていただけるんだろうなあって思っていた。真夜中。お客さんは5人。

しかし、始まると、渾身の演奏。すごい。身体じゅうに震えが走った。何度も何度も。
「和」な感じの独特のリズムが血肉になってらっしゃる方だから、それだけで、特異な印象は受けるスタイルなんだけど、スタイルとかは小さなことでしかないのね。そういうことを超えているものが押し寄せるんだ。もう、アケタさんという人間が、もう、ものすごい力で、こちらに迫ってくるの。でも、決してひとりよがりな滑稽なものではなくて、美しい。すごく美しいんだ。すごくせつなくてね。
いやあ。男のロマンティシズムというか、男のセンチメンタリズムというか、アケタさんという男のロマンみたいなものに、胸をわしづかみにされて、振り回されたような感じだった。プロレスで大技かけられて、着地すると痛いんだろうけど、その直前って、ぶるぶる振られたり、宙を舞ったり、空中で一瞬静止したりして、なんかそのときだけは気持ちよさそうですよね。恐怖はあるのかもしれないけど、平常と違う感覚。浮遊感みたいなもの。非現実感みたいな。そういうのが、どおーっと押し寄せてくる演奏でした。いい夢を見せていただいた感じだった。

これを、毎回やってるの?!!!信じられない気もしましたよ。

アケタの店は、本当に素敵な場所で、音楽聴かせる店でこれだけ素晴らしい場所を僕は他に知らないけど、そうか、あの店を、何十年もやってこられた経営者って、こういう男だったんだって。もう、感動でした。いいわけですよ、アケタの店に出演されるような方の演奏が。夜中にね、ぼくのような一見客相手に、あんなスゴイ演奏、聴かせてくださる、すごいエネルギーのかたがやってる店だもの。

曲は「オール・オブ・ミー」ではじまり、「レフト・アローン」「マック・ザ・ナイフ」「オン・ザ・サニーサイド・オブ・ザ・ストリート」などのスタンダードと、アケタさんのオリジナル曲。最後は、フォーレの「シチリアーノ」大曲。ものすごい演奏だった。
そりゃ楽しいからにこにこもするけど、でも、なんていうか、センチメンタルが怒涛のように押し寄せて、それに共感の嵐だった。アケタさんのカロリーの消費量も半端じゃなかったはず。ピアノ椅子からひっくり返りはしないかと、少しハラハラもしたくらい。でも、そういう外観のことじゃなくて、音楽が、人間ってもののあらわれ方が、えらく豊潤だったということなんです。

・・・だから、「感動しました」としか言えなかった。安っぽい感想、言いたくなかった。

終演後、アケタさん。「聴くのも疲れるでしょ?」って。いやあ。聴く方、本気にさせる演奏だもの。
出かけてよかったなあ。ほんとによかった。

渋谷毅さんがジャズの世界に戻ってきたのは、アケタさんのピアノを聴いてショックを受けたのがきっかけだと、どこかで読んだ。アケタさんのピアノは、人生変えちゃう力があるものだって、今日、なんとなく、わかった気がする。
ああ、俺も、もう自分流でいいから、本気で、生きていきたいな。こちゃこちゃかっこつけるんじゃなくて。アケタさんのロマンチックやセンチメンタルって、普通、人間は持ってたって、こんなに怒涛のように出さないよね、普通じゃかっこ悪くなってしまうもの。それがかっこつけてるってことなんだろうなあ。人間がかっこつけることを否定するつもりはないけど、でも、ここまでの怒涛のロマンは、逆に、圧倒的な説得力を備えちゃって、かっこよくなってしまう。こんなすごいピアノを弾くアケタさん、あなたは一体どんな人生を送ってきたんですか?って、そう思ってしまう。…アケタさん、ものすごく、かっこよかったです!
(岩下和了)

お問合せ(取材申込み)

本件に関するお問合せや取材のお申し込みは
museum@iwashita.co.jpまでメールにてお願いいたします。
担当:小池(企画開発部)・野木(新生姜ミュージアム)
※必ず件名とご連絡先の記載をお願いいたします。

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